オーストリア歩兵 オーストリア陸軍では、刀剣を装備した歩兵部隊が少数ですが依然として残っていました。これらの勇敢な兵士らの任務はマスケット銃兵の射撃の合間をぬって敵を急襲し、槍兵の列を破り、マスケット銃兵を切りつけることでした。16〜17世紀には、マスケット銃兵はそれほど有効ではなく、天候にも大きく左右されました。オーストリア歩兵は剣を武器とし、鋼鉄板をつなぎ合わせた鎧を身につけ、円形の小さな盾を持っていました。戦闘隊形ではこの歩兵が前列を占めました。やがて小火器が発達していくに従い、この中世歩兵の名残は完全に消え去りました。
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